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うちはスカトロやってませんからぁ!

    先日、うちの事務所があるビルのエレベーターに乗った所、
    吐き気を催す悪臭がした!

    クロサワ「うげっ!」
    女優「うぱっ!」

    悪臭の元と思われるのが、エレベーターの隅にあった。
    そいつは、チリ紙(最近ではティッシュという)に隠されて
    いたが、間違いなく、、、人糞(ひとのフン)である。

    クロサワ「激ヤバ~」っと、思ったが後の祭り、密室のエレ
    ベータが、1Fに行くまでの間、息を我慢できそうにない。

    エレベーターに乗り込む前に、もっと息を吸い込んでおくべ
    きだったという後悔も遅しである。

    先に女優が限界に達した。
    そして、
    思い切り、
    鼻から、空気を吸い込んだ・・・

    そして、咽た。
    クロサワは、酸素が欠乏する頭で考えた。
    鼻から吸うか、、、
    口から吸うか、、、

    昔、究極の選択というのがあった。
    「チョコレート味のウンコ」と「ウンコ味のチョコレート」
    君なら、どちらを食べるか?というものである。
    クロサワなら、どちらにするか、悩みながら、、、、

    しまった。こんなくだらない事に、脳の酸素を使うべきでは
    なかった。

    「口か鼻か?」

    その瞬間、エレベーターは1Fに到着した。
    クロサワは、まるで金魚が水面に顔を出して、大きな口を開け
    る様に、エレベーターから飛び出した。

    クロサワの逃避に女優が続こうとした時、エレベーターに乗り
    込もうとする男性がいた。

    女優「あっ!」

    女優は、男性とぶつかりそうになり、後ろによろめいた。

    そして、彼女のヒールが、ニクイ悪臭の元、人糞が隠れて
    いるチリ紙の上から、脳天直撃で踏んづけた。グチュッ。

    彼女は、あとづさりでそいつを刺したので、気づいていない。
    そのままエレベーターを出てきた。
    ヒールにチリ紙を刺したまま・・・

    チーン(仏壇の鐘の音)

    入れ替わりに乗り込んだ男性の「うわっ!」という悲鳴を残
    して、エレベーターの扉は閉まった。

    クロサワの視線に気づいた女優は、ヒールに刺さったチリ紙
    を見て、全てを悟った・・・。

    女優「監督っ・・・」

    絶望のまなざしがクロサワに向けられた。

    クロサワ「あ、新しいのを、、買ってあげるよ・・・」
    それだけ言うのが、精一杯の優しさだった。

    それから数日・・・

    エレベーターの注意書きに新たな伝説が加わった。

    「エレベーター内で排泄を行うのは止めて下さい。」

    *当社スカトロはやってません。クロサワ